SHADOWのキャラクターについて
SHADOWのキャラについてちょっと語ります。
多分ここくらいでしか書けないんで。
もちろんネタバレ込みになります。
・来栖恭也
このキャラについては色んなモデルがいます。
今まで見たり読んだりした物語のキャラをミックスしてます。
例えば前にツイッターで言ってた家族ゲームの吉本荒野。
トモダチゲームの片桐友一。俺ガイルの比企谷八幡あたりです。
こういう黒い感じのキャラ好きなんすよねー。喋らせるのが楽しかったです。
ただちょっと現実離れしてるキャラなんで、リアリティはないかもしれませんが。
こういうダークヒーロー的な主人公をやってみたかったんです。
そのためだけにSHADOWを作ったと言っても過言じゃないくらいです。
・乾一
おふざけキャラ+主人公を解説させる役で準主人公です。
恭也がぶっ飛びすぎてるんで、極度のおバカを入れて無理矢理解説させてました。
全体通して暗めの雰囲気をちょっと明るくする役割でもあります。
あとネタに困ったときに力で解決してもらうように筋肉バカ設定も加えました。
・三日月凛
ヒロイン+女版主人公的な役割。
村雨の月村とかなり似ちゃいました。なんか意図せず名前の『月』も被ってますし。
女主人公ってこういうタイプしか書けないんすよねぇ。
あとは好みの問題です。こういうキャラ好きなんですよ。
ブラックラグーンでいう地球上でおっかない女の上位三人みたいな。
・深水結乃
序盤のヒロインです。後半はちょっと影が薄くなっちゃいましたが。
気が弱く健気でなんとかしてやりたいと思ってもらえるようなキャラにしました。
・栗原可憐
女子のリーダー的な感じ。逆らうと怖そうなイメージです。
このキャラを恭也が屈服させることによっていかに恭也がヤベェヤツかというのを
際立たせるという役割です。後半は大人しいキャラになりましたが、改心してもらうことで、
恭也のお人好し具合を表しました。
・幸田歩美
初期はモブだったんですが、目立つ取り巻きがいた方が面白いかなと思ってメインに参入してもらいました。こいつはCHAPTER1の栗原の考えを解説させる役割です。主人公サイドでいう乾の役割と一緒ですね。あとは栗原の計画の穴要因だったんですが、そこまで大きなミスはさせませんでしたね。
・阿久津宗一
わかりやすい正義感タイプ。恭也との対比要因です。
モデルは俺ガイルの葉山隼人。僕の作品を初めてやる人向けの黒幕のスケープゴートです。
メタ的にはこいつを一番疑ってくれるかなと。だっていかにも裏がありそうですからね。
だからこいつを黒幕にするってのは一番最初に除外してました。
それと徐々に変わってもらうことによって恭也の影響力を表してました。
・飛崎淳平
わかりやすい悪役。ヤバい系の不良をイメージ。
モデルは今日から俺はの相良と仮面ライダー龍騎の浅倉です。
とにかくぶっ飛んだことをやってもらって裏にいる入江から目を逸らせる役割でした。
・入江瞬
CHAPTER2の裏ボスです。
過去に色んなイジメを経験していて、なんとかそこから脱しようとして飛崎を友達であると思い込んでいたんですよね。結局飛崎も彼を友達と認めてたんですが、歪みに歪んだ結果、こうなってしまったというある意味可哀想なキャラなんですよ。
その後の様子も書きたかったんですけどねー。制服以外の立ち絵が用意できませんでした。
要は囚人服が掛けなかったんですよ。ごめんね。
CHAPTER2は恭也と乾、飛崎と入江という表の喧嘩と裏の喧嘩というイメージでした。
・榊舞
作中屈指のサイコパスです。
初期の構想は猟奇殺人でクラスのモブに被害に遭っていただこうと思ったんですけど、
罪人特定会議っていうネタを思いついたんでそっちにしちゃいました。
パラメータ表記すると頭脳は作中一位です。恭也や黒崎より上です。
榊が負けたのは要は場数ですね。経験値の差です。
彼女が恭也と同じ修羅場度なら間違いなく負けです。鬱エンドでした。
実は彼女、黒崎が黒幕であることはCHAPTER3終了時に気付いてたんですよね。
不自然に介入してきた黒崎に対してとっくに思考を巡らせていたわけです。
こっちに注意を向け過ぎたというのも彼女が恭也に負けた要因の一つですね。
獄中で事件解決の知らせを受けて、結果を聞いて爆笑するっていうシナリオも書きたかったんですけどね。これも立ち絵が用意できなかったんで、許してください。
・渡瀬加奈
当初はモブ予定でした。
なぜメインにしたかというと、わかりやすい被害者となってもらうためです。
パニックを起こしたり、キャーキャー騒いだりしてもらって事件を大きく見せました。
こういうタイプがいた方が盛り上がるかなと思ったんで。
でもおかげでだいぶ可哀想な境遇になっちゃいましたね。
・相馬雄吾
こいつもモブ予定でした。
メインにしたのは普通の人間として物語に介入してもらうためです。
CHAPTER2は飛崎のヤバさを際立たせるものでしたが、後半は一般人目線で物語に介入してもらいたかったからですかね。
・雨宮忍
表の黒幕。
僕の作品を何作かプレイしてくれてる方用に用意したスケープゴートです。
後半までなるべくキャラを立たせないことで疑いの目を引き受けてもらいました。
実際は黒幕の一人にはなるんですが、雨宮が黒幕だと思わせることでそれ以上探らせないためです。主人公格の三日月の連れってことで疑ってくれないかなーっと。
だからなるべく影を薄くして、あえて最後まで物語に大きく介入させませんでした。
・山田
絵に描いたようなクズを表現しました。なるべくゲスに。
どんな目に遭っても誰も悲しまないくらいゲスに。
その分制裁したときにスカッとするかなと。
当初は最終的には死んでもらう予定だったんですけどね。榊あたりに殺してもらおうかと。
ただ、イラスト用意するのがめんどくさくなってやめました。ごめんね、山田先生。
・牧島葉子
ザ・事なかれ教師です。
一貫してずっと保身ばっかり考えていたキャラが最後にいいとこ見せると一段とかっこよく
見えないですかね?真村雨で言ってた不良が捨て猫拾うアレです。
実はなんだかんだ言いながら頼れる姉御肌的な人物って存在です。
元不良っていう裏設定もあります。おまけで出すか迷いましたが力尽きました。
・黒崎渡
真の黒幕。黒幕だから黒崎です。安易ですよね。
こいつをどうやって予想されずに隠すかを色々と考えてました。
キャラ立ってないと雨宮同様疑われそうだから、関西弁でキャラ付けしたんです。
伏線はもちろん立てとかないとなと思ったんで、CHAPTER1で黒幕しか知りえない
『牧島が関わっている』という事実を語らせたんですが、気づいた人いました?
黒幕がいるなんてわかっていないときに立てた伏線なんでちょっと卑怯だったかもですが。
他の伏線としては山田からパワハラを受けていることとか、CHAPTER3の休日出勤関連とか、個人情報流出とか。あとは学内設備をかなり利用しているあたりとかですかね。
要は生徒だと実行が難しい点が多いっていうところが伏線の一つでした。
CHAPTER3時点で牧島の弱みを握れるのは同じ教員くらいなんで、結構あからさまだったかなと不安だったから、CHAPTER3で雨宮の名前を出して思考停止を狙いました。
黒崎の人間性としては恭也と似ているんですよね。ただ本人は自覚してません。
だからこそ黒崎はあれほど恭也にこだわりました。どういう結果を出すのかと。
クズを殺すために自分もクズになっていくことに矛盾を覚えてたんですよね。
だから恭也に裁いてもらったんですよ。どっちが死んだらいいかってのを。
榊同様、理解者がいなかったんです。
恭也はようやくこの学校で理解者に出会えたんですけどね。
恭也がこの学校で乾や三日月に出会ってなければ、同じ境遇を辿ってたのかもしれませんね。
・校長
ただのクズ。立ち絵用意する価値なし。