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オカルティックデッドいろいろ

オカルティクデッドについていろいろ書きます。

作中語り忘れたこととか元ネタとかです。

ネタバレあるんで、未プレイの方はお気を付けください。







●元ネタについて

今回の元ネタは白石監督の「コワすぎ」シリーズや「カルト」ですね。

知ってる方は気づいてると思いますが、後藤はコワすぎの工藤がモデルです。

あとは玄妙さんはカルトの龍玄さんとかその辺です。

で、主人公の新谷もカルトのネオがモデルです。

実は、この話の当初の主人公は吾妻だったんですよね。

性格ももっと暗い感じでデスノートのLみたいなキャラでした。

で、滝峰の事務所とタッグでいろいろやるみたいな。

ただ、あまりに滝峰とのキャラと相性が悪そうだったんですよね。

変人と変人でツッコミ不在だと話が進まなさそうだったんで、

ある程度の常識人をパートナーにした方がいいなと。

んで、滝峰とネオみたいな霊能力者の絡みも面白いなと思って、

都市探究会でちょっと見た目が似てた新谷ってキャラを引っ張ってきました。

んで、そっちをメインにしたくて新谷を主人公に変更しました。

吾妻のキャラはそんな彼らを翻弄する役割でああいう性格に変更してます。

そしてもう一人の主人公の美弥に関しては特にモデルはありません。

主人公としたのはオカルトに関して無知な人を入れることで、

滝峰や新谷に解説するタイミングを入れさせるためですね。

あとモデルがいるキャラは安西ですね。

彼女は「呪ギャル」というホラー作品に登場する霊能力ギャルがモデルです。

あの作品は最後の最後に爆笑オチになるのがよかったですね。


●作中でできなかったこと

一つあります。

やりたかったのは綾瀬が堂島の体を乗っ取ったことで街がめちゃくちゃになる

ってシナリオですね。堂島の体を制御できずに綾瀬が狂人となってしまって

無差別に暴れまくってしまうって感じです。

これを断念したのは死体のグラフィック作成が大変すぎたからです。

んで、オカルティックデッドでその世界線の記憶を引き継いで解決するって

いうのが当初の流れだったんですよね。

これを入れるとシンユウ編がめちゃくちゃ長くなっちゃうんすよね。

意外とあっさり解決したように思ったかもしれませんが、これをごっそり抜いた

せいで説得するだけということになっちゃいました。

このオカルティックデッドで記憶を引き継ぐってのは代わりに最後で入れてます。


●都市探究会との繋がりについて

今作は都市探究会の続編であり、リメイクみたいな感じです。

都市探究会で解説していない超常現象に色々と説明をつける意味合いもあります。

例えば九条がタイムリープしたのは、オカルティックデッドのせいとなります。

要するに九条はTHE END時に自殺しちゃってるんですよね。

厳密にはタイムリープではなく、記憶だけ別世界線に飛ばしてるんです。

キュウにはそんな九条の思念が宿っています。何度も死んだ九条の別世界線の

思念の集合体みたいな設定なんですよね。

九条はあの物語で何度も死んでますから、すでに霊感は発現しています。

発現したタイミングは廃屋探索時です。なのであそこでキュウが現れました。

あそこで霊が出てきたのも九条の力による死の警告みたいなものです。

話をできたのも思念でのやりとりなので、実際は言葉で会話をしていません。

そして間宮恵は沼井と似たような能力を持っています。

その能力に気づける者がいなかったので、無自覚となっています。


●吾妻について

先に書いたように元々の主人公はこいつでした。

心霊探偵ものを作るつもりでしたから、主人公は探偵かなと思ってましたし。

でも主人公変更したんで、代わりに重要キャラの役割に充てようかなと。

悩んだのは吾妻の目的についてですね。ギリギリまでどうするか迷ってました。

人格破綻者にするか、普通の人間にするかでした。

迷った末にどっちも入れてやろうと思いまして、まともな善悪感情を持った、

ネジのはずれたイカれた善人みたいなキャラとかいいかなと。

普段の姿そのままでどこか頭のおかしい感じというのもありかと思ったので。

そうしたら何気に今作で一番好きなキャラになりました。

今回はこいつに喋らせるのが一番楽しかったですね。

こいつはまたいつか出したいですね。


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